配達風景

朝刊編

 現役奨学生時代に、毎朝こんな所を配達してるって言うのを見てもらいたくて、このページを作りました。在籍していた店では通称”田舎”と呼ばれる区域を配達していました。ホントに田舎でした。田んぼだらけ。朝は真っ暗なので、昼に写真とって来ました。昼は晴れてると気持ち良いところなんだけど。朝は暗いし、冬は寒いし、夏は虫だらけだしでもうそんな事言ってられない。私にとっては過酷なエリアでした。

このような果てしない道路がしばしば有ります。見ての通りの田舎なんです。建物とかないからもろに風が来るし冬なんかめちゃめちゃ寒い。マイナス3度って中を、こんな道路だったらバイクのスピードは60キロは出すので、体感温度はもっと低いでしょう。でももう慣れてしまいました。夏の朝は涼しいので快適という感じもします。しかし、虫だらけなのでやはり不快です。真冬は顔が痛いし、走ってる間に知らんうちに服に氷が張りついたりしてる、夏は走ってる間に知らんうちに服に、クモの巣や虫が張りついたりしてる。どんな環境やねん。
なぜか途中に存在するヤギ。鹿島臨海鉄道っていうローカルな路線の高架橋の下にいる。庭でもなんでも無いのに、なんでこいつここにおるねん?田舎はいろんな動物がいる。たまにタヌキのような動物が出てきたこともある。このヤギはいつも一匹だけだから、いつも暇そうにしている。
ヤギは寂しく一匹だけだと思っていたら、なんと犬のお仲間がいました。そしてこのシベリアンハスキー、ヤギと同じぐらいの大きさである。二匹とも体格が似ているので良いコンビだ。お互いに寂しくは無いみたい。何君って言うの?
どこに配るんだ、というぐらいの果てしなさです。遠くに見える家々が配る所です。家と家の間はかなりの距離があります。バイクじゃないと間違いなく配れません。そしてその間はスピードを出します、かなり出します。
夏になると、顔に虫がバンバン当たって、たまにコガネムシやカナブンが顔に当たって、めちゃ痛い。走っているととても小さな虫が目の中に入ってくる事もある。虫の総アタックに遭うのだ。それからトンボが口の中に思いっきり飛びこんで来たことがあって、ハンドルから手はなしてもーて、思いっきりコケてしまった事も。泣きっ面にヘッドロックです。
景色は良いんですよね、かなり。それが唯一のやすらぎでしょうか。まぁこういう風景も新聞配達辞めたらもう見られなくなってしまいましたけど。
道なのか?と思うぐらいの獣道がたまにあります。そしてこういった道は大雨になると悪路になります。間違いなく素人は転びます。ここをすんなり通るにはある程度のテクニックがいるみたいです。
やっと民家が見えてきました(笑)。
というよりここが唯一の近場のコンビニです。集金とかでつり銭が無くなったらわざわざここまで来て一万円を崩しに行きます。

夕刊編

 夕刊配達では、朝刊の区域と違って割と街中を配っていました。当時新しいデジカメを買ったばかりで配達中に立ち止まっては風景を撮ってました、冬は全然平気ですが夏になると暑い夕方のため大汗を書く配達です。朝刊配達とは逆で冬よりも夏がつらかったです。

最初にこんな商店街を配ります、夕方は時間帯によっては車が混雑してるので、左右に配る家がある時はいちいち横断するのが大変です。
途中はだいたい住宅街や路地に入るので大きい道路はほとんど通りません。結構静かな場所が多いです。
途中で川を越えて川沿いの常磐線の踏切を通ります。駅のすぐそばの踏切なので一回引っかかると相当な時間足止めを喰らってしまいます。しかも帰りにまた同じ踏切を通るので2回引っかかると最悪です(笑)。
街中なので虫とかに悩まされることは無いですが、なにしろ路地が細いので危険が多いです。子供とか急に飛び出してきたりしてね。あとはおばあちゃんのチャリンコとか。気配を感じないんですよね、急に出てきたりするからホントに。
終盤になるとマンションが多くなってきます、ここはそのうちの一件の最上階からの写真です。夕刊の配達区域はこんな感じの住宅街です。
上と同じ場所で逆側に向かって写真を撮ってみました。しかし真夏のマンションは階段が辛い…。

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