1999年4月の日記

1999年4月1日
今日は貴重な晴れだったようだけれども、予報では一日中晴れとなっていたのに、昼ごろからずっと曇ってちょっと湿っぽい感じでなんだか不快。明日からまた雨が降るようだ〜。たしか去年の4月はずっと雨で、それから10月ごろまでずっと3日に一回は雨が降っているようなそんな時期だった気がする。今年もそんな風になってしまうのかなぁ。仕事になんねぇ〜って感じだ。。

1999年4月4日
いよいよ明日から授業がはじまってしまう。もう3年生だ。大学3年生。思っても見なかった、自分が大学3年になることが。そもそも1年か、2年目ぐらいで挫折してしまうかと思っていたから。そして挫折しそうな期間が、この3月であったこと、今までで一番大変な配達量であり、また、転んだ回数も多かった。明日はまだ授業は無いけれど、これからはじまってからが本番。もっすごい憂鬱だけど、ここまで来たらやめられないので、しっかり頑張りたい。

1999年4月5日
今日は3年生になってから最初のガイダンスがあった。びっくりしたのは、いきなり今日から授業があったことだ。自分の行きたい授業は無かったので今日はさっさと帰ってしまった。仕事は休刊日なので休みなので楽な一日だった。しかし、今日は研究室の配属があり、そしてゼミの日程などを決めたのだがなんと金曜の5時間目に決まってしまった。5時間目というのはもう夕刊などとっくにはじまっている時間で、しかしそのゼミは必修なので必ず行かなければならないし、どうにもならなくなってしまった。仕方ないので明日お店の専務にでも相談して、仕事の調整をしてもらおう。しかし以前に週に一日だけ、どうしても夕刊ができないときがあり、そのときは自分が休みのときに夕刊配達だけするという面倒な事態を強いられてしまったものだ。一日だけでも給料減らしても、休みをもらうということはできずに、仕事量だけは変わらずやってもらいたいらしい。人手不足もいい加減にせ〜よ、という感じである。

1999年4月6日
いよいよ大気の状態が不安定な季節がやってきた。今日もいきなりのヒョウをくらってしまった。たった2分でずぶぬれになった。それは夕刊配達のときだった。仕方ないので途中で部屋に引き返し、カッパを着込んだが、その途端に雨がやんでしまった、最悪のタイミングだった。いよいよこういった気候がおそらく10月ごろまで続くことだろう、去年がそうだったからだ。三日に一回は雨が降るペースである。今までがずっと晴れていただけにこの雨続きはつらい。おまけに今日から授業があり、移動はもちろんカッパでバイク。これがまたきつい。

1999年4月9日
今日は学校の入学式だった。スーツ姿の人々があちこちにいた。授業はないのではないかと半信半疑で行ってみたところ、案の定午前の授業は無かった。スカされた気分だった。せっかくいい天気だったのに学校でチャットしてしまった。少しぐらいその辺で昼寝でもしておけばよかったと後悔しながら午後の授業を眠気に耐えながら受ける。金曜日は5時30分までゼミのために学校にいなければならないために夕刊配達ができない日だった。もちろん今日の夕刊は休みをもらい、そして、きっと今度の休みのときにでも夕刊だけ配るという面倒なことになりそうだ。授業はまだ完全にはじまっているという様子は無く、来週からが本格的な修行の日々になりそう。

1999年4月12日
昨日から今日の朝にかけて、ずっと雨が降り続いていた。だんだんとこの時期になってくると気温もあがりはじめ、カッパを着ることもエネルギーが消費される次第である。なぜかというともちろん、カッパを着ると蒸れるからだ。サウナスーツを着ているような気分になってしまう。朝や、夕方、それぞれの配達が始まる前に外を見て、雨が降るか降らないかぐらいの感じだったときに、まずカッパを着るかどうか迷う。むしろ少し濡れたって、そのほうが涼しいのではないかと思ってしまうからだ。特に夕刊のときに湿っぽい気候でカッパを着ていると、ちょっとしたダイエットには最適である。いや、ダイエットなどするぐらいの体力的余裕などどこにも無いのだが。どうか乾いた空気が欲しい。

1999年4月13日
日中の気温もさることながら、朝の気温はビックリした。昨日の湿っぽい気候から、夜もなんだか暑くてうまく寝付けずそのまま朝刊の時間を迎えてしまうと、きっと朝になったら気温は下がっているだろうから、やはり朝刊は厚着で行こうと思った。それが誤算であり、大汗を書く羽目になった。しかも霧も少し出ており、蒸し暑い朝だった。そして暑いというよりも鬱陶しかったものは、蜘蛛の巣や虫が発生していたことだ、それが走っているときに容赦なく顔や目に飛び込んでくる。それを指をつっこんで取り除くぐらいは、そのうち朝飯前になってしまうのだろう。

1999年4月15日
今日は仕事休みだったので特に仕事について書くことはないのだけど、それよりも腹が立ったことが学校であった。3年ということで、この3年が終わるまでにある程度の単位をとっておかなければならないために、授業はかなり多くとるつもりでいたのだが、もう履修申告をして蹴られた授業が4つもある。蹴られたというのは、人数漏れというのでありその漏れかたというのがまた酷いもんである。というのは、コンピュータ室で行う授業なのだが、台数が26台しか無いということで、授業を受けられる人は抽選だと言うのである。台数ぐらい増やしたらんかい!全くこの学校の設備の悪さには恐れ入る。しかも、その授業内容というのがとりわけ他のコンピュータ室で行ってもよさそうな内容だというのに、他の教室に移ろうということもなく、私は見事に抽選にはずれて蹴られてしまった。授業をとろうとしても、パソコンの数が無いだの、少人数授業にしたいだの、挙げ句のはてには席がない。授業の数が少なくなるのは、生活的には楽になるのはいいのだが、単位が足りなくなって卒業するのが遅くなってしまうのは困るものだ。さっさと単位を満たしたくても、こんな事態だからどうしようもない。一つや二つぐらい、蹴られた程度ならば、こんなにいらだつこともなかったのだが、四つぐらいも定員漏れされては。おまけにその抽選方法というのが、本当に抽選だったから恐ろしい。かなり時間前から席についており、授業意欲はかなり出していたのだがあとから遅れて来て席に座れなかったやつのほうが抽選されたりする。もっと吟味して選んで欲しい物だ。はっきり言ってキツイです、なによりも国立大の設備の悪さが。何しろ自分が居た県立高校の方がずっと設備がいいのだから。

1999年4月17日
金曜の授業は4コマもあり、しかも連続。最後はゼミだったので、夕刊は休みをもらい、夕方まで学校にいた。休みをもらい、といっても他できっちりとその休んだ分の仕事は入ることになってしまうのだが。なにしろ久しぶりの連続授業だったので、大変だった。しかも講義だったのでさすがに眠った。一応、ブラックガムを3枚ほどかんだが、それでも効かなかったよう。そろそろ配達をするのにも楽な気温になってきた。授業のほうにエネルギーを使っても良い季節なのかもしれないんだけど。

1999年4月19日
だんだんとカッパを使う頻度が上がってきました。いよいよこのまま梅雨状態に入っていくのかー。1月あたりからずっと雨が降っていなかったので雨具に関しては油断していた。というのはカッパが一着しかないからだ。朝刊で一度カッパを着て配達すると夕刊までに乾かない場合が多い。それで夕刊でまた同じカッパを着ると、すでに濡れているので非常に不快。さらに学校に行くときも同じカッパを使うので終始濡れカッパで過ごすことも。これでもよく風邪をひかずにいられるものだ、という感じ。

1999年4月20日
今日は朝から霧がたちこめ、恐怖の配達だった。雨は降ってなかったのでさほどつらくは無かったが。配達自体には疲れを感じることが無い季節になってきた。今日は配達が終わったあたりから晴れ始め、久しぶりの快晴だった。やはり太陽光線を浴びると行動が活発になるというか、なぜか体が元気だ。やはり天気は大事。

1999年4月21日
それにしても快晴が二日も続いた。4月になってからこんな天気が続いたのは奇跡だ。確か去年はもう4月からずっと10月ごろまで二日連続で直射日光を浴びた記憶が無い。今年は去年よりはマシな天候が続きそうだ。しかし、朝はしっかりとにわか雨と雷雨にみまわれ、カッパを着て配達した。なにしろ雷雨は恐怖で、何もない田舎道でそういった天気にバイクを走らせると、雷が落ちて来るんじゃないかと不安になってしまう。それよりも最近はどうも文面を書くのが下手になってきている気がする。どうも面白い文章を書けなくなっているというか、普通の日記とかでもついレポート風になってしまう。おそらくは2年の最後に大量のレポートを書いたためにそういった癖がついてしまったのかと思っているが、それよりも本を読まなくなっている、というほうが原因があると思った。特にタレントのエッセイ本や、コラムなどを読むのはとても参考になる。固い本ばかりだと固い文を書くことしかできなくなってしまうので。

1999年4月23日
今日は仕事は休みでした。しかし学校が授業が4つほどあり、結局朝から夕方まで学校にいた。今日みたいな日に思うことは配達が無いとなんて楽なんだっていうことだ。もう朝刊が無いというだけでもうれしい。はっきり言って朝7時まで眠れるだけでもそれで幸せ。実は早くこの生活から抜け出したい、おそらくはもうあと二年もすれば終わるだろう。しかしそのためにはもう3年なのでこの学年が終わるころには就職活動をはじめなければならない。はっきり言ってこの生活が終わるんだったら、どんな仕事でも良いと思ってる。それだけこの仕事はつらい。いや、仕事というよりは仕事をしながら学校、というのがつらい。新聞配達自体はどうってことない。かといって新聞屋の人間になるのはつらい。配達や集金はいいとしても拡張や勧誘はしたくない。でも就職を決めないと、おそらくそのまま新聞屋の人間になってしまうだろう。多くの奨学生はそのまま店の社員になってしまうことが多い。でもそうしたら何のために大学に通っていたのか、わからなくなってしまう。だから就職に関してはこれから考えていきたいと思う。

1999年4月24日
最悪。雨は最悪だ。しかもこの時期はちょっと湿っぽいからたちが悪い。カッパは蒸れる。朝はとりあえず新聞が濡れるのを防ぐのに必死になる。しかし今日は防ぎようがないぐらいの降り方だった。さらにチラシは重く、積みは容易に崩れ、それを直そうにも雨が降ってどうしようもない状態。どこか屋根があるところに入って、積み直しをしようにも、屋根のある場所が無い!アパートやマンションなどはないし、お店などもないので雨よけの場所が無い。そんなこんなで配達はいつもより30分ぐらい余計に時間がかかってしまった。しかも今日は集金に行く予定だったのに、その日に限ってこんな雨。

1999年4月26日
金曜の夜から土日にかけてずっと雨が降っていたので集金ができず、ちょっと時間的に苦しい状態になってきた。今日を入れて、あと四日しかない。最後がみどりの日ということでそれで少しは時間がとれるのが唯一の救い。そんなわけで今日は昼は学校の授業が無かったので昼から集金に行こうとしたのだが、なんと予報では今日から回復ということだったのに、また雨が降り出した。やむのを待つつもりで部屋で待っていたら、案の定眠りに入ってしまう。夕刊が終わってから、少しは回ったのだが、まだまだ終わる気配は無い。明日からは授業もあるのでいっそう厳しくなりそう。

1999年4月27日
ひっさしぶりに晴れたという感じがする。いい天気だったので集金もそこそこ進んだ。しかし終わるのがかなり遅かった。というのは、途中で釣り銭としてとっておいた千円札が切れてしまったのだ。どういうわけか一万円でばかり払ってくださる。両替をしに、わざわざ農家地帯から街へ戻る。郵便局はすでにしまっていた。仕方なく銀行に行くと、両替機がなく、ATMで預け下ろしという風にして、ようやく細かいお金をつくり、再び集金区域へと走る。この間約20分。遅れたぶん、急いで進めようとするが、何件か回るとあっというまにまた釣り銭が切れた。今度は銀行まで戻るのはかなり面倒な位置にいたので、少しは近くでマシなコンビニへ行って、一万円で雑誌やジュースなどを買った。つり切れが二回もおこってしまったので、あまり集金をすすめる
ことができなかった。さらにもっと条件が悪かったことは、この時期田植えの時期なので、農家はほとんど夜遅くなるまで、留守なのである。6時30分から7時ぐらいまで、作業をしている家が多く、仕方なくそれ以降の時間まで待っていたりしたので、余計に終わるのは遅くなってしまった。天気の条件がよくても、そういった条件が悪い時期にさしかかってしまっては、集金を進めるのは大変だ。あと残った日数はたったの二日しかない。残った件数は200件ぐらいのうちの、170件と言ったところ。

1999年4月29日
朝刊はGW前ということもあってか恐ろしいチラシ量だった。さらに雨は降るわ寒いわで最悪の一日の始まりだった。そんな大変な配達が終わってからも、今日は一日中、集金をした。今月は集金をやり始めたのが、26日で、終わったのが今日の29日。26日は夕方雨が降り始めたりしたのでほとんど進まず、実質3日間で終わらせたということになる。さすがに平日は集まりが悪いので、今日にかけたのだが、何しろGW初日、旅行や外出で居ないという理由ではなくて、自分の区域は農家が多いので田植えが始まる今日には、家が留守というところが多いのだ。そのために、今日でも昼間は留守が多く、まさか田にまで出向いて集金に行くわけにも行かないので、結局夕方まで待ったりすると終わるのが8時頃になってしまった。さらに今日は、約100件以上回った。最近はいつも終わりごろになって一気に大量に回るというパターンが多くなってしまった。そうならないように、計画的に早めにはじめればいいのだが、いつも20日から先は、雨が多かったりする。しかも今月は20日過ぎの24,25日の土日は授業がない貴重な土日だというのに、しっかりと雨がおふりになられる始末。結局は今日、みどりの日を頼るしかなかった、ということになってしまった。この3日間で集めた金額はおそらく50万前後というところだと思う。これは本来なら5日間ぐらいかけて、ゆっくりと集めるものだが、たった3日で急いで進めたために、ものすごい疲れだった。明日は休みなので今日は泥のように寝たい。

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